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お客さまが気軽に入れるお店をデザイン
本店を相模原市の上溝に構えている手造りハム・ソーセージのCRUYFF(クライフ)さんが、小田急相模原にベーコン専門店として2号店をオープンさせました。
お客さまが気軽に入れるデザインとスタッフが作業しやすい動線などを基にプランニング。
本場ドイツの製法を用いたベーコンを取り扱う為、ドイツの肉屋のイメージもデザインに取り入れています。
不快を感じさせない照明プラン
店舗プランで重要となる照明計画は、お客さまが入りやすく買い物中に照明で不快に感じないよう考慮されています。
店舗フロント
開放感で入りやすい入り口に
入り口となる扉は元々2枚の引き違い扉が設置されていて、開放感がなく間口も狭かったため、2枚連動引き戸をオーダーにて製作しました。
ガラス面の面積を極力多くすることで、通行人から明るい店内の様子がよく見えるようになっています。
誰でも開閉がしやすいようにスムーズに動く工夫や、強風でのガタツキを極力抑えるように設計されています。
間接照明と浮き文字で上品に演出した看板
メイン看板はカルプ文字(浮き文字)でシンプルに表現し、造作した間接照明で優しくライトアップしました。浮き文字の立体感が間接照明でより活かされています。
袖看板は通行人が遠くからでも見やすいように目立たせています。
入り口横にはメイン商品をアピールしたことで、通行人が立ち止まって見てくれます。
店内
ドイツの木組みをモチーフ
店内は明るく清潔感ある仕上がりとしました。
店内正面にはドイツの木組みをモーチフに壁面をデザインしました。木組みのデザインに必要だった造作した窓は、奥の厨房から店内の様子をうかがうことができます。
入りやすく購買意欲が沸く照明計画
店舗計画で重要となる照明プランは、お客様が心理的に入りやすいよう計画されています。
お客様に最も見て欲しいメイン商品への誘導や、買い物中に照明の光源が直接もしくは間接的にお客様の目に入り、不快感を与えて購買意欲をなくさないようにも計画されています。
コストパフォーマンスを考えた照明
店内を明るくするためには照明を多めに設置するよう考えがちですが、適正な照度を計算し照明の配置を工夫してあげることで、必要以上に照明を設けることがなくなり、イニシャルコストもランニングコストも抑えることができます。
すっきりとした天井で印象良く
照明計画を工夫した場合でも一定の照明器具は必要になり、その他天井にはエアコンや換気扇、感知器、点検口など多くの機器が設置され、天井が乱雑な印象になってしまいます。
その為、照明器具の選定には実例写真のように照明が点灯していることが分かりづらい物を使用することや、その他の機器類なども極力目立たないものを選定することで、天井がすっきりとした印象になります。
商品へ誘導させる照明効果
入り口横のショーケースにはメイン商品を陳列するため、お客様の目を引くように店内の中で最も明るくしています。
入店されたお客様は自然とそのショーケースの商品を最初に見てしまうようになっています。
また陳列された商品が新鮮かつ綺麗に見える照明効果にも工夫しています。
分別収納が便利な作業カウンター
木組みでデザインされた壁面には、スタッフが包装などの作業をする作業カウンターを設けました。
包装作業用の包装紙が分別して収納できる家具を設置しています。収納家具は既製品を使用しコストダウンも図っています。
作業カウンターはレジ作業時の仮置きや厨房からの商品の受け渡し時など、使いやすい配置としています。
作業カウンター上部のダウンライトは作業時の照度確保と、木組みへのライトアップ、店外から店内の奥を明るくし入店し易くするよう計算されています。
厨房
作業動線を念入りにプランニング
厨房は作業性を重視し、動線や機器類の置き場などプランニングに時間を掛けました。
壁面にはステンレスのように拭き残しが目立たないようマット仕上げの不燃パネルで仕上げました。
床面は滑り止め効果のある防水床材を施し、水洗いできるよう排水グレーチングを設けてあります。
プラン提案時 イメージ3Dパース
リフォームのプランを提案させていただく際、お打合せの資料として3Dパースにてデザインを確認していただいています。
図面などの平面的なものではお施主様が仕上がりをイメージすることが難しいと思いますので、3Dパースにてデザインを確認していただきます。
完成写真との仕上がりを比べてください。
施工前写真
リフォーム地域 | 相模原市 |
リフォーム期間 | 45日 |
主なリフォーム箇所 | 店舗 |
主なリフォーム内容 | 店舗造作、厨房機器造作、照明デザイン、内装工事、間仕切り壁造作、レジカウンター造作、配管設備 |