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対面式キッチンへ移設し、使い勝手と快適性を大幅向上
相模原市中央区にて、親子2世帯・一戸建て住宅のキッチンリフォームを行いました。
今回のリフォームは、お子様を見守りながら調理ができる対面式キッチンへの変更を中心に、換気性能の改善、臭い対策、収納力アップ、家事負担軽減までをトータルで見直した相模原市のリフォーム事例です。
リフォームのきっかけとお悩み
今回お客様が相模原でキッチンリフォームをご検討されたきっかけは、以下のようなお悩みからでした。
- キッチンが壁付けで、子供の様子を見ながら料理ができない
- レンジフードの吸い込みが悪く、調理中の煙や臭いがこもる
- シンク下がカビ臭い
- 2人同時にキッチンに立つと作業がしづらい
- 家族6人分の食器が洗える大型食洗機が欲しい
- IH使用時に頭痛がするためガスコンロに変更したい
- 収納が足りない
対面式キッチンへの移設について|一戸建てならではの自由度
一戸建て住宅の場合、給水・給湯・排水管の移設が比較的しやすいため、今回のようにキッチンの位置そのものを大きく変更することが可能です。
キッチンに立ちながらお子様の動きを見守れるよう、壁付けキッチンから対面式キッチンへ変更しました。
また、キッチン移設に伴い重要になるのがレンジフードの排気ダクトの経路確認です。
マンションの場合は、外壁に穴をあけて排気出口を新たに設けることは、まず許されません。既存の排気口を使用するため、ダクト配管の経路は限定されてしまいます。
一方で、一戸建てでは排気の能力を落とさないように、最適な位置に新たな排気口を設けることが可能になります。もちろん、建物の構造によりますが、今回は梁などの構造体を避けながら、最短・最良のルートでダクトを新設し、排気性能を最大限確保することができました。
マンションでキッチンを移設する場合、配管(給水、給湯、排水管など)の移設工事は難しい場合や、場合によっては不可能なことがあります。一戸建てと違い、マンションは配管を通すスペースが少ないためです。
特に排水管の移設は難しく、床を嵩上げし、床下にスペースを設けるか、壁面の内部に通す方法など、様々な方法の検討が必要になります。絡め手は、間取りやプランに大きく影響するため、キッチン以外の付帯工事も増えていきます。

レンジフードの吸い込み不良を徹底改善
既存キッチンではレンジフードの吸い込みが悪く、以下の原因が考えられました。
- ダクト配管の距離や曲がり
- 排気口の詰まり(防虫ネットなどが原因の場合も)
- レンジフード内部の汚れ、詰まり
- レンジフード本体の能力不足
- IHによる上昇気流の弱さ(煙がレンジフードに届く前に拡散してしまっている)
解体後にすべて確認した結果、配管や排気口に問題はなく、レンジフードの能力不足およびIHの特性が主な原因と判断。
今回はキッチン移設に合わせてダクトを新設し直し、風量テストを実施したうえでレンジフードを設置しました。
施工後は吸い込み不良が完全に改善され、快適にご使用いただいています。
シンク下のカビ臭の原因と対策
シンク下のカビ臭さの原因を調査したところ、床を貫通する排水配管と床の間に隙間があり、床下の湿気や臭いが上がってきていたことが判明しました。
一戸建ての床下は、土がむき出しになっている場合、湿気がこもりやすくカビ臭の原因になります。
今回はすべての配管まわりを確実に気密処理し、臭気の逆流を完全に遮断しました。
床下のカビ臭さを解消するには、床下に換気扇を設置したり、防湿シートを敷きこむなどの方法があります。
2人で立っても快適なキッチン動線
キッチンと背面収納の間は1mの通路幅を確保。
マンションで多い85cm幅に比べ、2人がすれ違っても余裕のある動線になっています。
採用設備のご紹介|機能性とデザイン性を両立
- キッチン:パナソニック Lクラス
- レンジフード:富士工業製(10年間ファン掃除不要)
- 水栓:GROHE製 グースネック型 浄水器一体型
- 大型食洗機(6人分対応)
- ガスコンロ(自動調理機能付き)
ショールームに何度も足を運び、実物をお客様と確認しながら、キッチンプランを練っていきました。
キッチンを決める際には、食洗機の容量や水栓の使い勝手、収納量などの確認はもちろん、カウンターや扉の色など、現物を見て確認することをお勧めします。
レンジフードの前には油跳ねガードのガラスを設置。
油跳ねはもちろん、煙や湯気がリビング側へ漏れず、レンジフードへ誘導し吸い込み効率が上がります。ガラスは強化ガラスを採用。万が一割れても鋭利に割れない安心仕様です。
水栓には浄水器一体型タイプを採用しました。
カートリッジは水栓本体に内蔵されているため、交換作業も簡単でメンテナンス性に優れています。
一般的に浄水器一体型水栓はヘッドが大きくなりがちで、デザイン性が損なわれやすい傾向がありますが、今回採用したGROHE製のグースネック型水栓は、洗練されたデザインと高い機能性を両立。キッチン空間を美しく引き立てます。
対面式キッチンには富士工業製のレンジフードを採用しました。
油を遠心力で分離し、オイルを自動的に回収する構造のため、レンジフード内部やファンのお手入れは約10年間不要となります。
日々の面倒な掃除の手間が大幅に軽減され、家事負担を減らしてくれる嬉しい設備です。
住宅省エネ2025キャンペーンの補助金も活用
今回の相模原市キッチンリフォームでは、
- 高性能レンジフード
- 食洗機
- 節湯水栓
- 自動調理コンロ
- 二重サッシ
などを導入し、約6万円程度の補助金申請を実施しました。
補助金申請のサポートも承りました。補助金対象商品や補助金がもらえる方法などをアドバイスいたしました。
大容量収納を実現するオープンパントリー

キッチン奥には、扉のないオープンパントリーを設置。アーム式の可動棚で、収納物に合わせて高さ調整が可能です。
- 出し入れがしやすい
- 収納物が一目で分かる
- リビング側からは見えない配置
機能性と見た目の美しさを両立した収納計画となっています。
既存床を活かしたR形状デザイン仕上げ

キッチン移設により既存床の再利用が難しいため、今回は
- キッチン部分のみ床張り替え
- 境界部は直線ではなくデザイン性や遊び心を取り入れたR形状で仕上げ
とすることで、LDKすべての床を張り替えることなく、コストを抑えながらデザイン性を向上させました。
柔らかい曲線が空間にアクセントを与え、ワンランク上の仕上がりとなっています。
ひと手間加えるだけで大きく印象を変えることができる事例です。こうして細部に拘ることで、住む人の楽しい生活を演出しています。
打合せ時提案3D画像


施工前写真



相模原でキッチンリフォームをご検討中の方へ
今回のように、
- 対面式キッチンへの変更
- 換気・臭い対策
- 大型食洗機導入
- 収納力アップ
- 補助金活用
など、キッチンリフォームには多くの専門的な検討事項があります。
相模原市でリフォームをご検討中の方は、現地調査からプランニング、補助金申請までトータルでサポートいたします。
| リフォーム地域 | 相模原市中央区 |
| リフォーム期間 | 3週間 |
| 主なリフォーム箇所 | LDK |
| 主なリフォーム内容 | システムキッチン対面化、パントリー造作、塩ビタイル、壁紙、収納カウンター設置、照明工事、サッシ工事、ブラインド工事等 |