オーダーメイドでキッチンをリフォームすると、あなたのライフスタイルやお家の雰囲気にぴったり合うように、特別に設計することができます。
既存のキッチンよりも使いやすく、より効率的に料理を楽しみたいなら、オーダーメイドでキッチンをリフォームすることをおすすめします。リビングとダイニングの中心として、デザイン性と機能性を兼ね備えた、あなただけのオリジナルキッチンを作りましょう。
※記載のないリフォームについてもご相談を承っております。
※ご予算に合わせたプランもできます。お気軽にご連絡ください。
オーダーメイドでキッチンをリフォームするときのポイント
オーダーメイドでキッチンをリフォームする際に考慮すべき重要なポイントは、「キッチンのサイズ」と「レイアウト」そして「使用する家電の種類、予算」などがあります。
- キッチン収納
キッチン収納は、キッチンリフォームの重要な部分です。適切な収納スペースを確保することで、キッチンを整理整頓し、使いやすくすることができます。
パントリーや棚などをオーダーメイドにすることで、よりしっかりとした収納になります。 - キッチン家具
キッチン家具は、キッチンのスタイルと機能を決定する重要な要素です。さまざまなスタイルと機能のキッチン家具が市販されています。
食洗器、家電ラック、レンジボードやカップボード、水切りラックなどが例にあげられます。 - 食器棚
食器棚は、食器やその他のキッチン用品を収納するのに最適な場所です。さまざまなスタイルとサイズの食器棚が市販されていますが、オーダーメイドで造作することによって、手持ちの食器数にぴったりな、余裕のある食器棚になります。
オーダーメイドのキッチンリフォームのメリット・デメリット
メリット
- 使う人のニーズに合わせてキッチンを設計することができます。
- 従来のキッチンよりも効率的で使いやすくなります。
- お家のスタイルに合わせたキッチンをデザインすることができます。
デメリット
- 従来のキッチンよりも費用がかかります。
- 計画と設計に時間がかかります。
オーダーメイド・キッチンリフォームは、料理する人に合わせたものを
オーダーメイドでキッチンをリフォームする際は、料理する人に合わせてプランニングすることが多いです。きちんと整理しながらキッチンを使いたい人、スタイルを重視する人、様々です。
女性が料理するのか、男性が料理するのか、お子様やご両親も一緒に料理するのか、などにより、適切なデザインは異なります。また、同時にキッチンに立つ人数でもプランは異なります。
オーダーメイドのキッチンリフォームを計画する際のヒント
おおよそ下記のようなスケジュールでオーダーメイドのリフォームは進みます。
- キッチンのサイズとレイアウトを測定します。
- 使用する家電の種類を決定します。
- 予算を立てます。
- いくつかのキッチンリフォーム業者から見積もりを依頼します。
- 業者との契約を結ぶ前に、契約書を注意深く読みます。
オーダーメイドでキッチンをリフォームするときは、まずはかたちを考える
間取りや家族構成などにより、I型、L型、コの字型、2列型など、ベースとなるキッチンの形を選定することからプランは始まります。
それらをアイランド型、ペニンシュラ型、カウンターキッチンなど、どのように設置していくのかを検討します。
1. I型キッチン
- 特徴: コンロ、シンク、調理台が一列に並んでいる、最もシンプルなキッチン。狭いスペースに適していて、効率よく使える。一般的には壁に面していることが多く、導入されるレイアウトとしては一番多い。
- 利点: スペースを節約でき、コストも比較的低い。
- 欠点: 作業スペースが狭く、収納が限られることが多い。横幅が広くなると動線も悪くなる。
2. L型キッチン
- 特徴: L字型に配置されているキッチン。コーナーを有効活用し、作業スペースを広くとったレイアウト。
- 利点: 料理の動線が短く、効率的に作業できる。また、壁面が多いので、壁付け式の収納スペースが活きる。
- 欠点: コーナー部分の収納が使いにくい場合がある。奥行きがないと難しいレイアウト。
3. コの字型キッチン
- 特徴: キッチンがU字型（またはコの字型）に設置されており、作業スペースと収納が豊富。
- 利点: 調理スペースが広く、収納も多いため、複数人での作業がしやすい。
- 欠点: 広いスペースが必要。コーナーはデッドスペースになりがち。
4. 2列型キッチン
- 特徴: キッチンが2列に分かれて配置されているスタイル。シンクとコンロが2列に分かれたタイプが多い。別々の壁やカウンターに、シンクと調理台が並ぶ。パントリーなどが隣接する場合は、2列型にして壁面に扉を作ることが多い。
- 利点: 作業スペースと収納が分散し、効率よく作業ができる。
- 欠点: 広い幅のキッチンが必要。
5. アイランドキッチン
- 特徴: キッチンの一部が独立して部屋の中央に置かれ、どの方向からもアクセスできるスタイル。対面キッチン、オープンキッチンに分類される。
- 利点: オープンで開放感があり、家族とのコミュニケーションがしやすい。パーティーなどの際にも便利。
- 欠点: 広いスペースが必要で、コストも高くなりがち。
6. ペニンシュラキッチン
- 特徴: 壁に一部が接しているL字型またはU字型のようなキッチンで、アイランド型の一部が壁に固定された形。対面キッチン、オープンキッチンに分類される。ペニンシュラは英語で「半島」の意味。
- 利点: アイランド型のように開放感がありながら、スペースを有効に活用できる。
- 欠点: リビングやダイニングなど、他の部屋に臭いや煙が広がりやすい。レイアウトに制約がある。
7. カウンターキッチン
- 特徴: キッチンにカウンターがついており、料理をしながら家族やゲストと対面できるスタイル。
- 利点: 家族との交流が取りやすく、ダイニングスペースとしても利用可能。
- 欠点: 作業スペースが少なくなりがち。
お子様の様子を見守りたい、テレビを見ながら料理したい、そんな理由で対面式キッチンを希望される方が多くいらっしゃいます。
また、壁に向かってキッチンを設置するオープンキッチンの場合、食器や家電、冷蔵庫をダイニングやリビング側に置く必要があり、配置が難しくなる上に、作業動線が悪くなることがよくあります。
もしスペースに余裕があるなら、当店では対面式キッチンへのリフォームをおすすめしています。壁側に食器棚や家電収納、冷蔵庫を設置することで、作業動線がスムーズになり、収納スペースも増える上、キッチン全体に開放感が広がります。
キッチンをリフォームして、作業エリアごとに適正な高さを
キッチンの作業効率を上げるためには、シンクとコンロの高さに違いをつけるといいでしょう。
シンクの高さは、洗い物をする際に腰を曲げなくてもよい高さに設定すると、体への負担が軽減されます。一方、コンロはフライパンなどで調理する際に、腕が自然に下がる方が使いやすいため、シンクより少し低めに設置すると便利です。
2列型キッチンでは、それぞれの高さを簡単に調整できるため、より快適な作業環境を作ることができます。お客様のご希望に合わせて、最適な高さの提案が可能です。ぜひご相談ください。
オーダーメイドでキッチンをリフォームすると、機器類、素材、テイストなど、自由にセレクト可能
オーダーメイドキッチンでは、コンロ、レンジフード、ビルトインオーブン、水栓、浄水器、食洗機など、どんな機器も自由にお選びいただけます。天板も、ステンレス、人工大理石、天然石、擬石、セラミック、木目などからお好きな素材を選べます。
また、キッチン扉の色や形状、素材も、お客様のご希望に合わせてご提案可能です。既製品では実現できない、デザイン性と機能性を兼ね備えた、あなただけのオリジナルキッチンを一緒に作り上げましょう。
オーダーメイド・キッチンリフォームのその他サービス
オーダーメイドキッチンの例
開放感があり、配膳がらくにできる
オーダーメイド・キッチンリフォーム
このキッチンリフォームの事例では、コンロの前に壁を設けず、開放的な設計を採用しています。通常よりもカウンターの奥行きを広くすることで、コンロ周りの油跳ねを軽減しました。
広めのカウンターにより、料理をキッチンカウンターに仮置きしやすく、ダイニングへの配膳がスムーズに行えます。さらに、カウンター下にはダイニング側からアクセスできるオーダーメイドの収納を設けており、取り皿や箸、スプーンなどのカトラリーをダイニング側で用意できます。食事後の片付けも、ダイニングテーブルからキッチンへ直接戻すことができ、非常に便利です。
また、キッチンが窓側に向いているため、さらに開放感のある空間が広がっています。
家電収納と食器棚を兼ねた、コの字型の
キッチンリフォーム
キッチンを使う人に合わせミリ単位で設計
このキッチンリフォームでは、シンク部がリビング側に向けられているため、テレビを観たりお子様を見守ったりしながら料理ができます。
コンロ部はシンクより50㎜低く設計されており、フライパンなどを振りやすく、高さのある鍋の中身も見やすくなります。
オーダーメイドで製作する際は、調理する人の身長に合わせてミリ単位で高さを調整できます。特注で製作したステンレスシンクには、洗剤置き場も設けています。オーダーメイドキッチンではシンクのオーダーメイドも可能です。
作業動線のよいキッチンを
コの字型キッチンやL型キッチンは、I型キッチンと比較して作業動線が短く、調理時の負担が少なくなります。
シンク、コンロ、冷蔵庫の3点を結んだ距離が短いほど、使いやすいキッチンと言われています。（ワークトライアングル）特に、冷蔵庫の位置をシンクや調理スペースに近づけると、食材の出し入れがスムーズになります。
しかし、冷蔵庫が奥まった場所にあると、買い物後に収納する際に不便です。また、冷蔵庫をリビングダイニングから直接見える場所に置きたくない場合もありますので、キッチンやリビングダイニングの位置と形状を考慮し、最適なプランをご提案します。
キッチンタイルがかわいい
おしゃれでコンパクトなキッチンリフォーム
このキッチンリフォームの実例では、I型キッチンと家電収納、食器棚を向かい合わせに設置しています。
キッチンはリビングダイニング側に向けて配置しているので、吊戸棚などで開放感が損なわれることはありません。
コンロ前の壁は、油が跳ねてダイニング側が汚れるのを防ぐために残すこともありますが、壁がない方がより開放感のあるキッチンになります。今回のリフォームでは、コンロ前の壁に構造用の柱があったため、撤去はできませんでした。
家電収納と食器棚はキッチンの背面の壁側に設置しており、壁面全体を活用して収納を造作しています。
もし、壁側にキッチンを設置すると、家電収納や食器棚がダイニングエリアに配置されることになります。これにより、作業動線が長くなり、LDKの景観が損なわれる可能性があります。
ダイニングキッチンにはある程度の広さを確保し、使いやすさと開放感を両立させることが重要です。
お客様のこだわりを詰め込んだ
オーダーメイド・キッチンリフォーム
このキッチンリフォームでは、シンクの正面にオープンボックスを設置し、内部に水切り棚を組み込みました。従来はカウンター上に水切り棚を置いていましたが、今回のようにオープンボックスを使用することで、カウンターがすっきりと広く使えるようになります。
さらに、作業エリアの正面には折りたたみ式のカウンターを追加し、天板を広く使えるよう工夫しました。オープンボックスや折りたたみカウンターは、正面のキッチンパネルと同じデザインで製作しており、デザインの統一感を保っています。
天板とシンクには人工大理石を使用し、一体型で段差がないデザインにすることで、清掃性も考慮しています。